テレビで見た太極拳

太極拳

太極拳の入門編と言う位置づけで、最近、健康法としての太極拳をテレビなんかでよく紹介しているのを見ますね。

そんなことから、市民講座では抽選になるほどの人気講座になっているようです。
テレビで見る太極拳は、動作のごく一部しか見せないですから、見ていると動きもゆっくりで、覚えるのは簡単だ、と思っている人も多いですが、実際に始めてみると、全然、そのスピードに付いて行けないのが普通です。

実は、入門編である二十四式太極拳でも、それほど簡単にはマスター出来ないと思います。
と言うのも、今まで私達が経験してきた手足の動作と、この太極拳の動きはまったく違うからです。と言うのも、両手、両足がすべてバラバラのように別の動きをしまして、あっちへ行ったりこっちへ来たり、それでいて最後は、全体としてまとまって終る、と言う何とまぁ、不思議な動きなものですからそう簡単には習得できないことを知るのです。

たとえば、左手で空中に○を、右手は空中で□を同時に描くような動きが太極拳の動きと表現できるかも知れません。

でも、動きを真似て何度も何度も練習していると、ある日突然に全体の動きの組み立て(套路)が分かり始めます。

身体が覚えてしまう、と言うことでしょうか。それでも、太極拳の練習はそこからが本当の出発点となるのです。練習をやればやるほど、自分の不完全さが自分自身の意識の中で、際立ってくるのも太極拳の特徴です。

それほど奥が深いものだから、人をトリコにしてしまうものがあるのでしょう。 そして、この二十四式太極拳を、繰り返し、繰り返しやっていると、いつの間にか呼吸の仕方が変わってくるのが自分でも分るようになります。

意識が動作を導く・・・。少しだけ、チョッピリその意味が分るようになって来ます。急な呼吸がゆったりした呼吸に変わるとともにあなたの性格が変わってきます。ゆったりとしたおおらかな物事に動じない大きな人間に成長しているかも知れませんね。


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